大学生活、どのサークルに入るか迷っているあなたへ
大学生活が始まり、「どのサークルに入ろうかな?」と迷っていませんか?体育会系、ボランティア系、インカレなどさまざまな選択肢がある中で、ぜひ候補に入れてほしいのが「軽音サークル」です。
筆者は大学と大学院の6年間、軽音サークルに所属してギターを弾いていました。
初心者でも大丈夫?→むしろ初心者こそ入るべき
「軽音サークルって経験者ばっかりなんじゃ……」と思っていませんか?安心してください。筆者のサークルも、実に半数以上が楽器未経験からのスタートでした。
軽音では、学年や経験関係なくバンドを組むのが基本です。先輩が丁寧に教えてくれたり、YouTubeで練習法を共有したり、学園祭前には深夜まで練習室で合わせたり……まさに音楽漬けの青春。
最初はFコードが押さえられなくても大丈夫。3ヶ月もすれば1曲通して弾けるようになります。努力が目に見えて上達に繋がるので、自信にもつながります。
「ヤリサー」ってほんと?→実際は真逆でした
「軽音サークル=ヤリサー」なんて都市伝説、聞いたことありますよね。
実際に入ってみた感想としては、「全然そんなことない」というのが本音です。
むしろ陰キャ寄りのメンバーが多く(個性的な陽キャもいますが優しい)、アニメ・ゲーム・サブカル好きが集まる、居心地のいい場所でした。お酒が苦手な人も多く、無理に飲ませる文化もありませんでした。
メリット
一生の仲間ができる
軽音サークルの最大の魅力は、「音楽で繋がれる仲間ができる」こと。趣味を通じて繋がった関係は、学部や学年を超えて一生モノの友達になることも少なくありません。
音作りで喧嘩したり、ライブの打ち上げで語り明かしたり、スタジオの帰りにラーメン食べに行ったり……濃い時間を過ごすからこそ、関係も深くなります。
社会人になった今でも、大学の軽音仲間とスタジオに入ったり飲みに行ったりしています。趣味で繋がった人間関係は、案外ずっと続くものですよ。
いろんな音楽を知ることで世界が広がる
軽音に入ると、驚くほどいろんな音楽に触れることになります。ポップス、ロック、メタル、ジャズ、ファンク、シティポップ、邦ロック、V系など、ジャンルの壁がありません。
自分が普段聴かないようなジャンルを演奏することになり、新しい扉が開かれることも。音楽の趣味が広がることで、日々の生活も豊かになります。
人前に立つことに慣れる
ライブでステージに立つ経験は、軽音ならではの醍醐味です。最初は緊張で手が震えるかもしれませんが、回数を重ねるうちに「人前で何かをする」ことに抵抗がなくなってきます。
この経験は、社会に出てからプレゼンや会議でも活きます。自信や度胸を身につけるには、音楽ほどちょうどいい舞台はありません。
デメリット
留年する確率が高い
デメリットが特に思いつかなかったのですが、唯一あるのが留年率が高いということでした。
これはなぜかというと、軽音部に入る人が社会不適合者が多いというのもあるのですが、一番の理由は
「深夜遅くまで練習があることがある」でした。
軽音は全体で練習するというよりは、バンドごとに練習するので、
バンドメンバーの予定を合わせる必要があります。
そのため、メンバーのバイトの時間などを考慮すると深夜3時とかから部室で練習するとかもあります。
ただ、そこはメンバーと話し合って早めに練習したい!などという要望があればその時間に練習枠を取ればいいので
バンドを組みすぎて深夜枠をたくさん入れないようにすれば大丈夫です...
お金がかかる
軽音では楽器を弾くため楽器を買う必要があります。
各パート別 買う必要があるもの
- ボーカル → 特に無し(こだわる人はマイク,1~2万ほど)
- ギター → ギター、シールド(ケーブル)など(トータル5万円ほど)
- ベース → ベース、シールド(ケーブル)など(トータル5万円ほど)
- ドラム → スティック(1000~2000円)
ギターとベースに関しては5万円ほどと書きましたが、お試し程度でいい!とかであれば1万円ほどの初心者セットもあります
ただ、チューニングがすぐ狂ったり、ネック(抑えるところ)がそったりするのであんまりおすすめはしないです。
また、運が良ければおさがりを先輩からもらったり安く買えたりすることもありますが、そこまで期待しないほうがいいです。
楽器は体が衰えても弾くことができるため、一生の趣味にもなり得ます。
ケチらずに買ってみるのが一番です!
まとめ:音楽で青春したいなら、軽音サークルに飛び込もう!
ここまで軽音サークルの魅力をお伝えしてきましたが、最後に一言でまとめるなら、「人生が変わる経験ができる場所」です。
初心者でも問題なし。音楽を通して仲間ができ、自分に自信がつき、視野が広がる。大学生活の4年間でしかできないことが、そこには詰まっています。
迷っているなら、ぜひ軽音サークルの新歓に足を運んでみてください。新しい自分との出会いが、きっと待っているはずです。